出展・展示会

製本体験イベント 紀伊國屋書店 新宿南店

紀伊國屋さまでのイベント第三弾の報告
  • イベントタイトル: 『本づくり今昔物語』
  • 日時: 2007年7月15日・16日の2日間 午後1時から午後5時まで
  • 会場: 紀伊國屋書店 新宿南店にて

またまた開催させていただきました。今回も”本づくり今昔物語”です。
地元東京の開催ということとスタッフも慣れてきてあっという間にセッティング完了です。
いつもながら多数の方々にお立ち寄りいただき、またご参加いただきありがとうございます。
今回もたくさんの方々にかわいい本を造っていただきました。

相変わらずの人気ですが、今回は早めにイベント情報をWEBや新聞、店内に出していただいたので、結構プロというか普段出版社にお勤めの方やデザイナーの方はたまた同業の方までおいでいただきました。
 
みなさん普段はなかなか触れることのない本の材料や構造を見て聞いて造れるということで、実は連休初日は台風という悪天候にも関わらず参加いただきました。
少しでも今後のお仕事の参考にしていただければ有り難く思います。

このイベントを通じて毎回と言って良いほど聞かれることがあります。
”おたくはなんでこんなイベントやってるの?””何やさん?イベントやさん?””何のメリットがあるの?”などいろいろです。同業になると”こんなことしても仕事にならないでしょう”とまで言われます。もちろん普段の仕事には一切つながっていません。
私たちは単純に皆様に本のことをもっと知っていただいて大切にしていただき、ご自身が何かで本に携わったときにイベントのことを思い出して参考になれば良いと思っています。
そしてもちろん製本という職業を認識していただきたいのです。
 
普段の仕事の中でデザインがカッコイイものはたくさんあります。しかし、その反面つくりにくいもの読みにくいものも多いのが現実です。洋服で言えばカッコイイけど着ずらいとでも言うのでしょうか?常にもっとこうしたら”読みやすいのに・・・””早く簡単にできるのに・・・”と思うことも多々あります。そんなときにこのイベントを思い出していただきかわいい本を見ながらかっこ良く読みやすい本を造ってください。
 
その過程で何か当社でお力になれることがありましたらご相談ください。
台風の通過というこの上ない最悪の状況でご参加いただいたみなさまありがとうございました。
製本の知名度向上のために今後も各種イベントにてお会いしたいと思います。その際はお気軽にお声をかけてください。よろしくお願いいたします。

製本体験イベント 紀伊國屋書店 札幌本店

紀伊國屋さまでのイベント第二弾の報告
  • イベントタイトル: 『本づくり今昔物語』
  • 日時:2006年8月5日・6日の2日間 午前10時30分から午後5時まで
  • 会場:紀伊國屋書店 札幌本店にて

今回は本格的に大きなスペースをご提供して頂けるということで、東美が本気になって企画致しました!
いつも我々の造った本を大切に読んでいただいている方々に、そして販売していただいている方々にも・・もっと本に愛着を持って頂こうと・・・。

 
”本格的に”の意味は実演です。実際に皆様の前で手で本を造って見て触って一部の方には体験をしていただきました。東京から遥々東美の一流の職人を飛行機に乗せて行って来ました。
現在当社でも実際には全て機械によって本は造られています。
それも一時間に数千冊や数万冊という単位で毎日コンベアの上を本が本当に流れています。
目にも止まらぬ速さとはこのことだと言わんばかりです。

しかし、一部には見本として版元さまや著者の先生方にお届けするものをすべて手で造るという大切な工程が残っています。そのエキスパートとして我が社にも職人が数名おります。
全ての製造業において共通の課題ですが、機械化の進行により早く安く良いモノがどこでも造ることが可能になった現在、従来当たり前のように存在していた職人が腕を振るう場所が少なくなってきました。しかし、機械に頼ってばかりではより良いものや高度な技術を要求されるものは無くなっていきます。

そこで当社でも数年前から技術の伝承を確実に行なうよう社内でのプログラムをスタートさせました。今回のイベントもある意味ではその一環でもあるわけです。一般の方々にもっと製本のことを知っていただき本を大切にしていただくのは勿論のこと、本を造ってみたいと感じていただきたかったからでもあります。
ヨーロッパから由来した現在の製本様式は日本ではあまり知られていませんが、海外特にドイツでは”マイスター”の資格が確立されており製本の職人は確固たる地位と給与を保証されています。

日本国内にも製本技能士という資格が存在しますが、なかなかご存知の方はいないと思います。
余談になりましたが今回はその意味も込めて普段使っている刷毛や多少の機械を持ち込んで本格的に実演させていただきました。

もちろん今回も体験教室では”Kurumi”と同じ大きさのかわいいカラフルな本を造っていただきました。ただし”Kurumi”と違うのはシール加工されていない表紙を刷毛やばれんを使って自分の手で仕上げていただくということです。
単純なようですが糊の量や紙の置き方、押さえ方で斜めに貼れたりくっ付いてしまったり空気が入ったり・・・とインストラクターのスタッフとは異なる作品が次々と出来上がります。

 
職人では許されないことですが、自分で造ったという”手造り”という個々の味があって良いものです。
毎回のことですがこのイベントはお子さんからお年寄りまでインストラクターの先生の指示に従って造る様子はみなさん真剣そのものです。

特に今回は東京の地場産業のような製本について地方では普段あまり馴染みのないこともあり非常にたくさんの方々に体験していただくことが出来ました。本づくりをしながらみなさんと雑談していて、やはり製本は印刷やさんがしていると思われいる方の多さに毎回落胆してしまいます。しかし、このイベントを通して少しでも皆さんに製本を認識していただき、いつかは製本の職に就きたいという方が出てくることを期待して頑張っています。

夏のからっとしたさわやかな札幌の日差しと風に吹かれて実に楽しい『本づくり今昔物語』となりました。お忙しい中ご協力いただいた紀伊國屋書店の方々またご参加いただいた皆様に心より感謝申し上げます。また機会がありましたらぜひ開催させていただきたいと思います。ありがとうございました。

製本体験イベント 紀伊國屋書店 さいたま新都心店

紀伊國屋書店さまでのイベント参加の報告

  • イベントタイトル: 工作体験『ミニカラ-ブックを作ってみよう!』
    日時:2005年3月20日・21日の2日間 午後1時から4時まで
    会場:紀伊國屋書店 さいたま新都心店にて

相変わらずの人気です!
今回はブックフェア2004での本造り体験コ-ナ-に多少の工作的な要素をプラスしておこないました。ブックフェアでの混雑ぶりから事前に整理券を発行して100名くらいのお子さんからご年配の方々に体験して頂きました。その模様をレポ-トします。

まずは今回設置した特設会場の様子です。

  • 準備中です!

    準備中です!

  • 多少の機械も持ち込み

    多少の機械も持ち込み

  • レジの真横に設置

    レジの真横に設置

スタ-ト前のデモンストレ-ションです。
会場のテ-ブルの広さや使用する道具のレイアウトやチェックまた糊の粘度などを実際に本を作ってみて確認します。

  • 今日の調子は?

    今日の調子は?

  • いつものとおり

    いつものとおり

  • 匠のワザ

    匠のワザ

それではスタ-トです!
今回もお客さん2人に1人のインストラクタ-がついて、本の表紙を貼ってもらいました。毎度のことですが年齢や性別、それぞれのペ-スに合わせてインストラクタ-は大忙しです。

  • それでははじめま-す

    それでははじめま-す

  • おっ相手はプロか?

    おっ相手はプロか?

  • どの色がお好みですか?

    どの色がお好みですか?

今回体験して頂いたみなさんの奮闘ぶりをご覧ください。

  • 工作スタ-ト!

    工作スタ-ト!

  • お母さんも真剣です

    お母さんも真剣です

  • よく見てください

    よく見てください

  • うまくいってますか~

    うまくいってますか~

  • 最年少参加者

    最年少参加者

  • ハケを持って

    ハケを持って

  • こうやってぬりま~す

    こうやってぬりま~す

  • 兄弟3人まとめて・・

    兄弟3人まとめて・・

  • 匠のワザを伝授?

    匠のワザを伝授?

以上のように今回も大盛況のうちに無事終了いたしました。当日は春休みで連休ということもあり多数の希望者の方々に体験頂きました。おかげさまで整理券もあっという間になくなってしまいました。ありがとうございました。
 
イベント中は不慣れでみなさまには何かと不行き届きの点がありご迷惑をお掛けいたしました。
また今回のイベントにご協力いただいたみなさまに心よりお礼申し上げます。

次回またどこかのイベントでお会いできることを楽しみにしております・・・

おまけのベストショット!

  • できあがる間に記念撮影
    ベストスマイル

  • 真剣な眼差し
    集中力NO1

  • おにいちゃん怖いよ!
    えっ・・・

東京国際ブックフェア2004出展の報告

会期: 2004年4月22日から25日まで
会場: 東京ビックサイトにて

大盛況で最大2時間待ちの長蛇の列。
かくれん本の開発当初からその技術のPRや採用していただいた書籍やパッケ-ジの展示ということで毎年出展してきました。出展当初から3年計画で進んでいましたので今回はその集大成ということで、商品として採用していただいた全商品と新製品の展示コ-ナ-そして本造りの体験コ-ナ-の2つを設置しました。
 
従来までの2倍の大きさのブ-スに一方ではかくれん本の展示、もう一方では本造りを実際にしていただき、本がどのような工程で造られているかを体験してもらいました。
 
展示場のスタッフもかくれん本コ-ナ-と体験コ-ナ-の2班に分かれ総勢11名で商品の紹介や本造りの指導に追われました。
各コ-ナ-の盛況ぶりを順に紹介します。

まずは私たち東京美術紙工のブ-ス全体です。初日のオ-プン前の全景です。

  • かくれん本コ-ナ-側

    かくれん本コ-ナ-側

  • 体験コ-ナ-側

    体験コ-ナ-側

  • まだまだ余裕のスタッフ

    まだまだ余裕のスタッフ

かくれん本コ-ナ-の展示風景はこんな感じです。手前に採用していただいた全商品、奥に今回の新製品”美爾ロム(ミニロム)”を従来のコンパクトサイズと全く同じ装幀で親子のようなイメ-ジで展示しました。

  • 正面右側

    正面右側

  • 正面中央

    正面中央

  • 親子?

    親子?

本造り体験コ-ナ-のレイアウトと実演です。2人に1人のインストラクタ-がついて表紙の貼り方をいっしょに体験していきます。

  • さあ準備完了

    さあ準備完了

  • 最初のお客さま

    最初のお客さま

  • 自分で造るの?

    自分で造るの?

みなさんには表紙を造っていただき・・・あとは用意した中身とその表紙をプロがくるみました。

  • まずは折り目をつけて

    まずは折り目をつけて

  • ボ-ルをのせて

    ボ-ルをのせて

  • 折り返して

    折り返して

  • よくこすってできあがり

    よくこすってできあがり

  • 中身と表紙に糊を付け

    中身と表紙に糊を付け

  • 溝をつけ出来上がり

    溝をつけ出来上がり

溝をつけ出来上がり

お子様向けの秘策あり。見事的中!
正直なところ最初は”本を造る”という体験にたくさんの方が集まってくれるのか?体験コ-ナ-の6人分のイスを果たして埋められるのだろうか?という心配もありました。しかし、そんな心配は一般公開ではない初日から吹き飛びました。
 
最初はスタッフも呼び込みをしていましたが、これが徐々に足の踏み場もなくなって・・・しまいにはかくれん本のスタッフも入らないと手が足りないくらいでした。
 
一度に6人が体験できる計算でしたが、あまりの希望者の多さで最後にはインストラクタ-の狭いスペ-スにも入っていただくような状態でした。私たちのブ-スの前はさながらお祭りの縁日のような状態でまともに歩けないほどでした。何分不慣れなもので当日はご迷惑をお掛けしました。

  • えっ!CD入ってるの?

    えっ!CD入ってるの?

  • 説明にも熱が入り

    説明にも熱が入り

  • こっちも徐々に

    こっちも徐々に

  • 親子製本教室

    親子製本教室

  • あっそれ私のだ!

    あっそれ私のだ!

  • 何みんなやってるの?

    何みんなやってるの?

  • 2時間待ちです・・

    2時間待ちです・・

  • 先生も造りっぱなし

    先生も造りっぱなし

  • 余裕というより・・

    余裕というより・・

展示会では真っ白な”描絵本(かくえんぼん)”も販売しました。おかげさまで4日間で1500冊以上お買い上げいただきました。ありがとうございました。

  • こうやって使うのよ

    こうやって使うのよ

  • こんな使い方も・・

    こんな使い方も・・

  • いかがですか?

    いかがですか?

以上のように3年目となったブックフェア2004も大盛況のうちに無事終了いたしました。会期中は不慣れでみなさまには不行き届きの点が多々あり大変ご迷惑をお掛けしました。また今回の展示会ではご協力いただいたお得意先様並びに関係各位に心よりお礼申し上げます。
 
私どものブックフェアへの出展は計画通り今回で終了致します。この間みなさまからいただいた貴重なご意見など普段末端のユ-ザ-さまと接する機会の少ない私どもに取っては大変参考になりました。今後の商品開発に活かしたいと思います。今後街でかくれん本を見かけた際には”あ-っあのときの・・・”と思い出していただければ幸いです。

次回またどこかの展示会でお会いできることを楽しみにしております・・・

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